広島市佐伯区の住宅街を少し奥に入った旧街道沿い。八幡川沿いにレンガ造りの煙突がそびえ立つ。ここが八幡川酒造。

創業文政年間という長い歴史を持つこの蔵元は、当時、この地域の有志たちが資金を出し合って創建したものだという記述も残っており、昔から地域に根ざした蔵元である。

酒造りに使う水は極楽寺山から湧き出る伏流水。近隣に住宅街が密集している地域でありながら、柔らかくてきれいな水に恵まれていると、杜氏も絶賛している。

米は普通酒の場合は中生新千本、特定名称酒については山田錦や県内の好適米を使用。
自慢の銘柄は大吟醸天鴻で、新酒鑑評会で3年連続金賞を受賞した品である。

また冬季のみ限定発売する風味豊かな活性にごり酒は、多くのお客様に毎年販売開始を待ち望んでいただいています。

最近では海外への日本酒輸出にも力を入れ、海外のコンテストでも評価されている。
  六義大吟醸 IWC2021ゴールドメダル受賞
  純米大吟醸 KuraMaster2023ゴールドメダル受賞